キャンプの宝 ギア買い替えのヒントに。野遊びのコト深掘り対談!

第1回 日本の女子キャンパーといえばこの姉さん こいし ゆうか さん

<目次>

※このコンテンツは、トレファクスポーツオンライン買取店が提供しています。

03 酒と島キャンプと馬刺しと女

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佐久間
こいしさん、まだあんまり行ってなくて、これからキャンプ旅で行きたいところとかありますか?
こいし
私、実は東北にあんまり行ったことがないの。東北って少し行きにくというか、北海道とか九州だと飛行機でいけるんだけど。例えば新幹線でいってそこからレンタカーとかはちょっと野暮ったいし。。。かといってバスの路線が充実しているかっていうと、そうでもないし。
佐久間
自分のクルマがないとなかなか遠いですよね、東北は。
こいし
そう。佐久間みたいに日本一周の旅とかしてるならまだしもねー。本当は秋田の温泉とか、白神山地とか行きたいんだよね。
佐久間
あ、白神山地って入り口近くにキャンプ場ありますよ!あとは奥入瀬渓流周辺とかもいいですし。
こいし
そうそう、実は気になってて良いところたくさんあるんだけど、まだまだ行けてないところがたくさんあるから行きたいんだよね。 大阪、九州はだいぶ女子キャンパー増えたみたいなんだけど、北海道や東北はまだまだみたいだし、キャンプの文化がもっと根付いてくれたらいいなーって思う。
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佐久間
こいしさんと言えば、島旅キャンプってイメージもありますけど。
こいし
あー島もいきたいねー。まだまだ。
佐久間
こいしさん的に良かった島を3つくらい教えてください!
こいし
うーん、難しい!でも、一番行きやすいのは伊豆諸島にある式根島だね。最高だった。小さくて、歩いていけるし。 なんだかんだで大きい島で自転車使わなきゃいけないようなところよりも、本当に歩いて一周できるくらいの島の方が好き。 次は、北海道の利尻島かなー。街からほど良い距離にキャンプ場があって、足湯も歩いて5分のところにあって、温泉もあって、図書館も、飲み屋もあって(笑)
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佐久間
飲み屋!いいすね!(笑)
こいし
そう!しかも図書館で漫画が読めるし!(笑)
島キャンプは街から近いキャンプ場が好きかな。隔離されているよりも。
佐久間
わかる!街から離れすぎるとすごく孤独を感じますよね。
こいし
そういうところでロケーションが悪かったり、天気が悪かったりすると本当最悪だよね。泣きたくなる(笑)
絶景だったらいいんだけどね。
佐久間
絶景は独り占めできますもんね。もう1つくらいありますか?
こいし
鹿児島県の小宝島(こだからじま)ってところは島民が何十人もいないところで、キャンプ場もないところなんだけど、島民の人に許可をもらって絶景の中キャンプしたなー。流木もたくさんあって、焚火をして。あそこは良かったよー!
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佐久間
いやーそれ最高のロケーションだなー。
こいし
そう。あとは、キャンプ旅してる時って、その地ならではの食べ物を食べるのが好きで、持ち帰りとかをするの。例えば、馬刺しが美味しいとか、もつ煮がすごく美味しいとか。そういうのをキャンプサイトまで持っていって自然の中で食べるね。
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佐久間
地方は面白いですよね。食も、温泉も、自然も。
こいし
うん、すごく面白いの。最近はキャンプを通してもっと地方を活性化できないか、とかも考えていて。日本酒とキャンプをかけ合わせたり、もっとキャンプが地域や生活の中の一部になるようにしていきたいって思いはあるね。そうすると今のキャンプの盛り上がりが単なるブームっぽいものでなくなって、しっかり文化として根付いていくと思うんだよ。
キャンプを生活の一部に。究極の目標は? 22
佐久間
こいしさんって、もともとはイラストレーターになりたかったんですよね。
こいし
そうそう。昔からの夢だったの。でも、イラストレーターだけじゃなかなか食べていけなくて。何かもう一つ軸が欲しいなーっとは思ってたの。
佐久間
それがキャンプだったと。
こいし
うん。それこそ最初に話した大自然の中でのテントの写真だったり、スナフキンの世界への憧れだったり、があってね。
佐久間
で、女子キャンプが注目を集めて、雑誌その他色んな媒体でイラストを書くようになったんですよね。キャンプが仕事になって、最初の頃と比較してこいしさん自身のキャンプの楽しみ方って変わってます?
こいし
変わってないよー。フィールドは広がったけどね。登山したり、カヤックしたり。けど、基本的には、テント設営して焚火にあたって、だらだらとお酒を飲んで。これは何も変わってないんだよね。
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佐久間
こいしさんっぽい(笑)
こいし
ただ、キャンプするようになってからは、自分たちで遊び場を探せるようになったんだよね。今までは与えられたものを消費するだけだったんだけど。
佐久間
そうそう、自分たちで楽しみ方を見つけられるってのがキャンプとか、アウトドアのいいところっすよね。
こいし
うん。何もない場所を楽しめるのがキャンプだよね?大人になってから、これだけ自由に遊べるのってなかなかないと思うんだよね?子供みたいじゃん(笑)
佐久間
子供って(笑)でも、キャンプって他人に迷惑さえかけなければ何してもいいじゃないですか。それが僕の中では一番好きなところなんです。道具にこだわりたければこだわればいいし、ただただ焚火をしたいならすればいいし。
こいし
そうだね。自由だし、童心に帰る、みたいなところはあるよね。キャンプって。
佐久間
最近はキャンプが盛り上がってきてて、大人も子供も遊んでますよね。
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こいし
うん。なんかレジャーではなくなったのかなって。レジャーっていうと年に1回か2回のBBQみたいだけど、そうではなくて、キャンプっていうものが1つの趣味として遊べるようになったかな。冬にキャンプする人もすごく増えたし。
佐久間
たしかに、冬キャンプは多いですよね。他にもグランピングとか、ファッションからキャンプに興味を持つ人も多いですね。
こいし
まぁ間口が広いのはいいことだよね。でも、さっき言ったみたいに自分たちで楽しめるようになったり、もっと生活の中の一部になってほしいって気持ちはあるかな。
佐久間
キャンプが生活の一部。いいですね。それが今の目標だったりします?
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こいし
イラストレーターとしての今後の目標は、ファッション雑誌や一般誌、ウェブとかさ、キャンプにまったく関係ないメディアがたくさんあるけど、その中で当たり前のようにイラスト付きのコラムを連載できるようになることかな。まだまだ道のりの途中だけどね。
佐久間
いやーこいしさんなら間違いなく実現できますよ。本当、いい話がたくさん聞けました。こいしさん、ありがとうございました。
こいし
ありがとうー!
※対談日:2017年10月18日
※対談場所:「OUTDOOR STYLE KITCHEN 松の木食堂」(高円寺駅徒歩1分。キャンパーご用達のユニークなお店です。取材のご協力、ありがとうございました)
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